ジョン・タイター 母の手紙

ジョンの母親からの手紙

　引越し業者がトラックから家具を運び出すとこを見ながら、これを書いています。当時私たちは湖畔の小さな家に住み、息子は生まれたばかり。1998年4月27日彼はまず電話をしてきて、それから私たちの家の玄関のドアをノックしました。戸口に立っていたのは、未来から来たと称する男性でした。いえ、単なる「男性」ではありません。38歳になった私の息子、2036年からやってきたタイムトラベラーだと言うのです。　

〔中略〕

　その日から2001年3月まで、ジョン・タイターは私たちの家に滞在しました。ジョンが何かのメッセージを伝えようとしていたのであれば、本書がその目的を果たす一助になればと思います。でも私と夫、そして幼い息子にとっては、これはもう済んだ話なのです。

2003年、ジョン・タイターの母